コロナの影響で遅れていた、コンポスト「キエーロ」がついにやって来ました。

アーユルヴェーダの先生のお話を聞いて即買いしたコンポスト、内心「ついにコンポストが来てしまうのか…今日から庭まで生ゴミを捨てに行くの面倒くさいな…」とちょっと複雑な気持ちでしたが、製作者の松本さんのお話を聞いていたら夢が膨らみましたよ。

葉山にお住いの松本さんは、フェアトレードの活動もされているそうです。https://fttzushievent.wixsite.com/fttzushi/project

キエーロは、ベランダ用と庭置き用の2タイプがあります。

庭用はただの木枠に屋根がついたもので、中には黒土が入っているだけのシンプルな作りです。自分でも作れそうですよ。

国立市ではキエーロの促進運動を盛んにやっていて、公民館で「自分でキエーロを作る」というワークショップを開催していました。

ちなみに鎌倉市ではコンポスト費用の9割を負担してくれるので、私は買っちゃいました。

黒土の微生物に生ゴミを分解してもらうので、生ゴミを加えても土は増えません。不思議。

コンポストの周りの土壌も豊かになるので柑橘系の木のそばに設置すると良い実が沢山なるそうです。畑の肥料にもなるそうなのでコンポストの黒土を使ってハーブを育ててみようと思います。(いつかきっと…)

コンポストの土を使って減ったら、その辺の土を入れれば良いとのこと。

その辺の土に生ゴミを埋めてもいつか土に還るけど、雨に濡れると時間がかかってしまうそうです。

野菜の皮は自らを虫から守るバリヤを持っているので、コンポストでも分解に時間がかかるそうで、生ゴミは細かくすると微生物に満遍なく当たるから分解が早まるそうです。

そして、微生物は油が好きだそうで、ケチャップ、ドレッシング、天ぷら油などと一緒に生ゴミをコンポストに入れると分解が早まるとか。

個人の狭い視野からは「微生物や菌は気持ち悪いな」と思っちゃうけど、ゴミを分解して土に戻してくれる存在なのですね。

適切な距離を保ち、お互いの分際をわきまえて、侵略したり批判する事なく共存させてもらいましょう。

動物は植物をご飯に、植物は土をご飯に、土は動物や植物をご飯に…循環している過程で、特徴の違いが無数の個として現れているこの世界の見事な多様性と豊かさこそ、まさにミラクルですね。