子宮筋腫は、珍しくない腫瘍で30歳以上の女性の20−30%に見られる病気です。癌ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。

筋腫は卵巣から分泌されるホルモンによって大きくなります。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさは様々です。大きさやできる場所によって症状も様々です。

主な症状は月経血が多くなることと月経痛です。この他に月経以外の出血、腰痛、頻尿などがあります。また、妊娠しにくい、流産しやすいなどの症状も見られることがあります。目立った症状がなく、気がつかない人もいます。

 

アーユルヴェーダでは、筋腫をどのように捉え、対処するのでしょうか。

筋腫は、筋肉組織の悪化が主な原因と考えられます。続いて、血液組織、脂肪組織の悪化も関係しています。

筋肉組織の治療は主に、外科手術、アルカリ剤(大麦の灰など)を用いた腐食法、焼灼法が言及されています。

症状を見極め、ゴマ油、ギー、筋肉脂肪などの油剤を飲ませる治療法、様々な薬草を練り合わせた膏薬、薬用油、湿布発汗、管から蒸気を出し患部に当てる発汗法、温めた金属棒で擦る、瀉血法、ターメリック、ゴマ、ハチミツ、岩塩、牛乳、甘草、ブドウジュース、サトウキビジュース、冬瓜、アロエ、ピッパリ、グッグルなど様々なハーブを用いた治療法もアーユルヴェーダの施設では行われています。

また、アーユルヴェーダの病院などで受けることができるパンチャカルマ(浄化療法)の催吐法や催下法によって消化力を正常に戻すことで、子宮筋腫の治療、再発防止が図られます。

日頃から、消化力を弱めないよう適度な運動、腹八分目、規則正しい食事と睡眠を心がけ、ご自分に合ったストレスマネージメント法を見つけましょう。