アヌローマ・ヴィローマ(片鼻づつの呼吸法)

左右の鼻から交互に息を吐き・吸い・止める(8・4・8)

自律神経のバランスを整える、ストレス解消の呼吸法です。

過剰に高揚している気分を落ち着かせ、リラックスしながらも明晰な状態、陽気でありながらも安らかな、バランスの取れている精神状態へと導きます。

免疫力、仕事能率が上がり、エネルギー代謝においては、燃費が良い状態になるとされています。

 

疲れを感じている時、身体の余分な熱を冷ます月の呼吸法がおすすめです。

左から吸って→右から吐く→左から吸って→右から吐く

左右交互ではなく、左回りの一方通行にします。

カウントは特に気にしなくても良いですが、吐く息が長めになるぶんには構いませんし、

再び息を吸い入れる時に、自然と呼吸が止まるのであれば止めても構いません。

左の鼻のつまりがきになる時は、松葉杖をつく時のように、右の脇の下を締めます。

もしくは、右を下にして身体を横たえます。

ヨガのクラスで、仰向けから身体を右へ横たえて一呼吸入れてから、起き上がるのはこれが理由です。

 

また、息を止めることで、両鼻のうっ血が取れて開き、通りが良くなります。

(鼻の通りは、自律神経の交感神経によってコントロールされており、交感神経が高まればうっ血が取れて、鼻が開きます。交感神経は対構造になっているので、周期的に交互に左右の鼻の通りが良くなったり、悪くなったりします。)

 

 

逆に、低気圧や冬の時期、気分が重く、活性化したい時は、太陽の呼吸法がおすすめです。

右から吸って→左から吐く→右から吸って→左から吐く

右回りの鼻呼吸で、消化力を高め、発汗を起こして体内の火を高めるとされています。