アーユルヴェーダ 花粉症の緩和について 


アーユルヴェーダでは、冬の間に上がるヴァータのエネルギーを落ち着かせ、これから春に向けて上がるカパのエネルギーを調整することで、花粉症の緩和につながるとします。


ヴァータを乱す原因


・不規則な日常生活(食事、睡眠のサイクルなど)
・外出や旅行、出張が多い
・睡眠不足
・ひどい疲れを伴う活動
・長時間の空腹
・不安や心配事が常にある
・常に緊張している
・深い悲しみを体験する
・たくさんの出来事に振り回される
・絡み、渋み、苦味の強いものの取りすぎ


ヴァータが乱れてきた時の兆候


・考えがまとまらず、無駄な動きが多い
・些細なことが全部不安や心配の材料になる
・落ち着きたい、安心したいと思う
・お腹が張ってくる(ガスがたまってくる)
・首筋が冷え、肩こり、目のかすみ、喉の痛み
・過食や甘いものが欲しいと感じる
・やることが多く、食事を取るのがおろそかになる


ヴァータをバランスさせるセルフケア


・夜は10時半までに寝る
・朝起きたら、コップ一杯の白湯を飲む
・夕方に30分くらい休む(ティータイムや甘いものをつまむ)
・オイルマッサージを習慣にする(頭、耳、足)
・温かいスープを毎食飲む(冷たいものは控える)
・からだを冷やさないようにする(入浴、服装)
・料理にスパイスを取り入れる(クミン、カーダモン)
・温めた牛乳を飲む(ただし空腹時に単品で)
・朝や夕にストレッチをして体をほぐす
・じゃがいも、生のキャベツ、きのこ、ピーナッツを控える



*スパイスは体を温め、老廃物の排泄を促し、体液循環を良くして活性化します。

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カパを乱す原因


・全てにおいての執着(もの、お金、人、感情)
・内向的な反応
・朝寝坊、昼寝、日中ゴロゴロしている
・マンネリ化した生活
・ものがあふれている(冷蔵庫の中、部屋)
・自分の気持ちや感情を表に出さない
・過保護
・貪欲
・隠し事をする
・甘いもの、油物、脂肪分のとり過ぎ、過食


カパが乱れた時の兆候


・気分が重い、暗い、憂鬱
・自分に自信がない
・体が冷えている
・消化に時間がかかる
・甘いものを欲しいと感じるが、食べても美味しくない
・人に甘えたいと思う
・いつまでも、他人を憎んでいる
・あまり食べないのに体重が増える
・朝、早く起きることができない
・ものが捨てられず、たまってくると安心する


カパをバランスさせるセルフケア


・起床時間を早める(できれば6時)
・朝起きたら、コップ一杯の白湯を飲む
・朝食は軽めにして、体を温めるものをとる(野菜スープ、味噌しる)
・砂糖(特に白砂糖)を使った甘いお菓子や乳製品、小麦製品(特に精白した小麦)を控える
・夕食は、白米、パン、パスタを控える(分づき米に押し麦や雑穀を混ぜたり、全粒粉チャパティ、蕎麦
・昼寝や日中ゴロゴロしない
・何か一つ新しいことをする(髪型、服、旅)
・生姜や黒胡椒を食事に取り入れる
・空腹時に小さじ2杯の生蜂蜜をなめる
・熱めの麦茶を飲むようにする
・朝、絹の手袋で寒風摩擦をする

*その土地で取れた蜂蜜を食べると免疫力が上がるそうですよ!
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*寒風摩擦の元は、アーユルヴェーダだった!




ガルシャナ(摩擦)といって、シルクの手袋やタオル、手ぬぐいなどで毛流れに逆らいマッサージします。


ガルシャナは冷え性、むくみやすい人、体がだるい人にぜひやってほしいアーユルヴェーダの美容法です。


末端から心臓に向けてリンパを流すように意識して。朝晩5分が目安です。


リフレッシュ効果が高いので元気になれ、精神も落ち着きます。


あまり強くこすったり、やりすぎるのは禁物。美肌効果・むくみ解消・新陳代謝アップ・便秘解消・セルライト除去など女性には嬉しい効果ばかりなので気軽に始めてみてください。


体質別 ガルシャナのやり方
・ヴァータの人は、時間をかけてじっくり念入りに。
・ピッタの人は、やさしく丁寧に。
・カパの人は、リズミカルに素早く。



やってはいけない時
・皮膚に炎症がある時。
・ケガをしている時。
・消化不良の時。
・満腹の時。
・熱がある時。
・妊娠期。




植物たちの芽が出て、膨らんで、花が咲く、希望の春、体も心も軽くなりますね。


風に花の香りが運ばれるように、季節の変化にもスムーズに乗りたいものです。


今年は寒風摩擦をやってみては、いかがでしょうか?