呼吸法(4)

呼吸法(4)

アーユルヴェーダでは、人は生まれてから死ぬまでの呼吸の数が決まっていると言われています。 ですから、早く浅い呼吸をするよりも、深くゆっくり呼吸をした方が、長生き?!につながりそうですね。 呼吸は、自律神経に支配されているので、緊張したり不安を感じると、浅く速い呼吸になりますが、逆にリラックスしていて安心している時は、ゆったりと深い呼吸になります。 それは私たちが意識していてもしていなくても、自動的に起こる反応(自律神経)です。  ...
呼吸法(3)

呼吸法(3)

カパーラバーティ(短息呼吸) (疲れている時、肺の弱い人、目や耳に障害のある人、血圧障害のある人、鼻血、耳鳴りの時、食後すぐはやっはいけません。) カパーラヴァーティ呼吸法をした後は、シャヴァーサナで休みましょう。 <効果>肝臓、脾臓、膵臓、腹筋、を活発にし強化する。消化能力が増し、鼻腔の通りが良くなり、目は涼しく感じ、気分は陽気になる。 <方法>吐く息にアクセントを置き、早く短く一気に吐き出す。丁度、鼻をかむ時のように。 鍛冶屋がかまどで火を燃やす時に使う「ふいご」のように、強く吐いたり吸ったりを繰り返します。...
呼吸法(2)

呼吸法(2)

呼吸をこらえている時のメカニズム   呼吸法の中で息をこらえている時、胸腔内圧が上がり、心臓への静脈還流が少なくなります。それにより、一時的に血圧が下がり、それに刺激されて交感神経が優位になり、心拍数は上がります。 呼吸を戻すと、今度は胸腔内圧が下がり心臓への還流が増えます。それによって血圧は上がり、心拍は一時上昇します。副交感神経が刺激されてやがて下がります。   このように、息をこらえて内圧をかけると自律神経に作用します。   高血圧の人は呼吸をこらえることはしないで下さい。...
呼吸法

呼吸法

アヌローマ・ヴィローマ(片鼻づつの呼吸法) 左右の鼻から交互に息を吐き・吸い・止める(8・4・8) 自律神経のバランスを整える、ストレス解消の呼吸法です。 過剰に高揚している気分を落ち着かせ、リラックスしながらも明晰な状態、陽気でありながらも安らかな、バランスの取れている精神状態へと導きます。 免疫力、仕事能率が上がり、エネルギー代謝においては、燃費が良い状態になるとされています。   疲れを感じている時、身体の余分な熱を冷ます月の呼吸法がおすすめです。 左から吸って→右から吐く→左から吸って→右から吐く...
ヴェーダーンタ

ヴェーダーンタ

ヴェーダ(インドのあたりの文化、知識体)では、この宇宙は全体でたった一つの生命体であると考えています。   全体といっても、なかなかイメージしにくいので、規模を小さくして例えると 交響曲を奏でるオーケストラは、バイオリンやチェロ、太鼓にフルート、オーボエ…など様々な楽器がそれぞれの役割を果たして、一つの交響曲を作ります。 太鼓がトライアングルに「お前なんて役立たずだから、いらないよ。俺様の方が優っているぞ!」と威張ったとしても、全体を統括する指揮者は知っています。 トライアングルがなくなると曲が完成しないことを…...