呼吸をこらえている時のメカニズム
呼吸法の中で息をこらえている時、胸腔内圧が上がり、心臓への静脈還流が少なくなります。それにより、一時的に血圧が下がり、それに刺激されて交感神経が優位になり、心拍数は上がります。
呼吸を戻すと、今度は胸腔内圧が下がり心臓への還流が増えます。それによって血圧は上がり、心拍は一時上昇します。副交感神経が刺激されてやがて下がります。
このように、息をこらえて内圧をかけると自律神経に作用します。
高血圧の人は呼吸をこらえることはしないで下さい。
呼吸をこらえている間「息が吸いたい」と思ったら、自然な呼吸へ戻しましょう。
むやみに息を長く止めようと頑張らないでください。
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