アーユルヴェーダの三代薬草の一つ「ブラーフミー」は葉っぱの形が脳の形に似ています。

その代表的な効果は「脳の強壮剤」であり、知力・記憶力を向上させ、鬱や知的障害に有効とされています。

インドの受験シーズンには、ブラフミーが飛ぶように売れるそうですよ。

他にも、クルミは脳の形に似ています。
「物忘れ」に効果があるとテレビで話題になり、スーパーでクルミが消えるほど売れた時期もありましたね。

こんな風に、形や色、味、香り、生息している環境が似ているものは似ている部位を補うという考え方があります。

漢方では象形薬理、動物同地などと呼ばれているそうです。

色では、サフラン、インドアカネ、紅花などの赤い色は血液の浄化に役立つものがあります。
ですから血液汚染からくる疾患に効くアーユルヴェーダの薬草オイルは、赤い色がついているものがあります。

育成環境では、水底の泥の中で育った蓮根(レンコン)は、育った環境の要素をふんだんに取り入れ、冷たくてじっとする性質が蓄えられています。

体に熱がこもり過ぎて血液が汚染されたことにより起こる胃潰瘍や鼻血などの症状には、蓮根の「冷性」が体を冷まし、消炎・止血作用として働きます。

胃などの内臓の粘膜はネバネバの粘液によって胃酸から守られていますが、同じようにネバネバしている蓮根の「粘着性」は胃腸の粘膜を保護してくれます。

アレルギーで粘膜が過敏になっている人やお酒を飲む人にはお勧めの食材です。

勿論、全てが当てはまるわけではありませんが、ずっと後の時代になって科学的にも証明されているのですから、先人たちは科学では届かないエリアを明かす手段や道具(知識体)を持っていたのかも知れませんね!