アーユルヴェーダが推奨する「うがい」にはどのような効果があるのでしょうか。

古典書には以下のような記述があります。
「ガンドゥーシャにより、顎の力・声の力が上がる、顔がふくよかになり、味覚の機能をよくして味覚も増進する。そのような人に喉の渇きや、唇のひび割れは起こらないし、歯は弱くならず、歯茎は強くなる。酸味のものを食べても歯が痛んだり、浮いたりすることもなく、非常に硬いものでも噛むことができる」
私はどうやら食いしばりがあるようで、その影響なのかごく稀に知覚過敏と言って冷たいものなどが歯にしみることがありました。
そんな時にガンドゥーシャ(うがい)をするとあっさりと痛みが取れて持続したので、以来セルフケアとして時間を見つけてやるように心がけています。
うがいの基材は様々紹介されますが、アンチエイジングには「白ごま油」がベストです。
キュアリング(熱処理)した白ごま油を口いっぱいに含み、時々ゆっくり動かします。
唾液が出てきて適当と思われたところで復路に吐き出し処理します。
ぬるま湯で2〜3回、口をゆすぎスッキリさせます。
飲み込まないように注意して下さい。
歯磨きや舌掃除の後に行うのがベストです。
オイルを口に含むと聞いて嫌悪感を持たれる方も多いとは思いますが、思いのほか口がさっぱりして、頭部が軽くなり、何の違和感もないことに驚くでしょう。
ごま油には殺菌力はありませんが、老廃物を浮遊させる働きがあります。
良く洗われたきれいな布には染料が綺麗に染まると言われるように、口の中をオイルで洗浄して素地をきれいに保つことは、声や肌をみずみずしく若返らせ、本来の能力を最大限に発揮するのに役立つことでしょう。
口の中には驚くほど雑菌がいますので、歯周病などを放っておくと、他の器官に入って大きな病気を招く原因にもなります。
日常のセルフケアにガンドゥーシャを始めてみませんか?