心身のバランスが崩れる原因には3つあります。

1、感覚器官とその対象との悪い結合

例:まぶしすぎるものを過剰に見る、腐敗した匂いを嗅ぐ、悪口など不快な言葉を聞く

2、行為の間違い

例:不規則な睡眠や食事、過度の運動、暴力、嘘をつく、妬み、嫉妬、怠惰

3、異常気象

例:向かい風・日光・露・暴風を避けなければならない

私たちは一年中エアコンの効いた部屋で過ごしたり、24時間営業のコンビニで旬に関係なく様々な野菜が手に入ったりするので、環境からの影響を受けずに生きているように感じることもありますが、それでも低気圧になると頭痛がしたり、満月・新月の前後は出産が増えたり、知らず知らずに環境からの影響を強く受けて生きています。

しかし、私たちの心身には絶え間なく変化する環境に晒されながらも体内環境を一定に保とうする機能があるので、私たちが気がつかなくても自動的にバランスを取ってくれています。

こうした恒常性が環境の変化にうまく対応できている状態は健康ですが、急激な変化や異常気象によりその限度を超えてしまうとバランスを崩して不調や病気になります。

体質によってバランスを崩しやすいポイントがあるのでご紹介します。

日焼け後に頭痛がする、日焼けすると肌が真っ赤になる、目が充血しやすい、口内炎、ミミズ腫れができやすいという人がいますが、このタイプの人は体に熱がこもりやすいので、日頃からサングラスや日傘をしましょう。炎天下で競争心をあおる運動は向かず、水泳やサイクリングがオススメです。牛乳、甘味、苦味、渋味をとりましょう。

乾燥肌、冷え、肩こり、便秘、眠りが浅いタイプの人は、向かい風に当たらないようにして、耳当て、腹巻、靴下などで体を温めるようにして過ごしましょう。雨や霧の時もバランスが崩れやすいです。出汁の効いた温かいスープを飲み、温めたオイルでセルフマッサージをしてゆったりと過ごしましょう。

肥満、冷え、花粉症などが気になるタイプの人は、雨や露に気をつけましょう。日頃から運動をして、寝すぎたり、昼寝をせずに、何か新しいことを一つ始めてみましょう。甘いもの全般を避け、代わりにハチミツを取りましょう。