寝苦しい夜が続きますね。

皆さんはよく眠れていますか?

寝つきが悪い、眠りが浅く目が覚める、寝起きがスッキリしない…などはありますか?

アーユルヴェーダでは、睡眠は食事の次に大切なものとされ、生命を支える補助的な支柱と説明されています。

睡眠は幸福、発育成長、体重、体力、精力、知識、生命と関係していて、不適切な睡眠が長期間によって行われた場合、それらが失われるか阻害されるということです。

寝なさ過ぎも良くありませんが、寝過ぎも良くありません。

今の生活リズムを整えることは難しいと感じるかもしれませんが、自然に訪れる眠気と共にタイミングよく眠りにつくこと、つまり自然のリズムと調和することで幸福と精力と知識と長寿を得られるというのですから、生活のリズムを整えてみる価値は大いにあると思いませんか?

まずは夕食の時間から考えてみましょう。

夕食に食べたものが綺麗に消化される前に眠ると、不調の原因となる未消化物が作られます。
3時間前までに済ませるか、夕食を軽めにする、夕食後にウォーキングなど軽めの運動をして消化を促してから眠るようにしてみてはいかがでしょうか。

それから寝具を整えましょう。

質の良いマットレスか布団を用意します。

一日の8時間くらいを過ごす場所です。それはつまり人生の1/3を過ごす場所とも言えます。

余計なものをゴチャゴチャ置かずに、よく敷きのべられた清潔な寝具で東枕か南枕で寝ることが勧められています。

寝付きの悪い人は睡眠前のスマホやゲームなどの電子機器からの刺激を避け、仕事やto do listから離れ、落ち着いた雰囲気作りをしましょう。

月や星を眺めたり、部屋を緑か青系の色にして、落ち着ける香りを焚くもの良いでしょう。

眠りの浅い人は油分の多い食事をとり、足の裏、頭皮、耳などにオイルマッサージをするとよく眠れます。

寝つきが悪い人は、温度差を利用すると良いでしょう。
布団乾燥機やお湯に浸かって体を温めて、体温が冷めていくタイミングで眠りにつきます。銭湯に行けば大抵ぐっすり眠れます。

昼寝は体内時計のリズムを崩し、生理機能を阻害するので健康な人の昼寝はNGです。
しかし夏は夜の時間が短く体力の消耗が激しいので昼寝が勧められます。

また、体を休めたい場合、横にならずに座った状態で仮眠することは問題ありません。
高齢者や子供、妊婦、病中病後の人は昼寝をすべき人です。

コップ一杯の温かい牛乳を飲んで心を落ち着かせてみるのも良いと言われています。
赤ちゃんの頃に母親の胸に抱かれて100%安心して眠った記憶を思い出しているのかもしれませんね。

ヨーガニドラー、寝たまんまヨガなど携帯のアプリもオススメです。

睡眠と食事は不規則が最も体に負担です。
平日と休日で差がないようにできるだけ同じ時間に寝起きしましょう。