オイルマッサージをすることを習慣にすると、老化防止、疲労回復、容貌を美しくする、心を落ち着かせる、安眠など様々な効果があります。

オイルを体に擦り込むことによって、組織内の老廃物を遊離させることが主な働きとなりますが、オイル自体の抗酸化作用も良い影響があると考えられています。

例えば、化粧落としをする時もオイルで汚れを浮かして落としますよね。お化粧をオイルで遊離させた後に放置すればまた肌に沈着してしまいますので、温かく濡らしたタオルで肌をふやかしながら拭き取ると綺麗に落ちそうですよね。逆に冷たいタオルではオイルが固まってしまいそうです。

これと同じように、オイルマッサージの後は発汗して代謝をあげ、体の各部分から回収した老廃物の排泄を促します。老廃物は腸管へと集められ、便とともに体外へ出されます。ですから、オイルマッサージと発汗はセットと考えた方が良いです。

オイルは約5分で体内組織深くに浸透しますので、最低5分放置してから発汗します。

時間に余裕がある人は、30分程オイルを浸透させましょう。

発汗方法は様々ありますが、湯船に浸かったり、熱めのシャワーを浴びる、運動をする、スチームサウナに入るなどが代表的です。湯船にヨモギ、ビワ、ユーカリ、甘草などの薬草を入れると更に良いですね。

今のように雨のシーズンは毎日オイルマッサージを行うのが良いとされていますので、早速始めてみてはいかがでしょうか。

*使用するオイルの種類ですが、夏はココナッツオイル、オリーブオイル、雨が降る日はヒマシ油やベニバナ油、冬はゴマ油やマスタード油が勧められます。

*オイルは瓶に取り分けらなどして湯せんにかけ、適度に温めてから使用しましょう。

*食後すぐ、整理中、妊娠中、飲酒時、発熱、炎症反応が起きている時はマッサージをしてはいけません。