昨日、鎌倉市極楽寺にあるアナンさんの自宅兼スパイスショップへ行ってきました。

「鎌倉で一番有名なインド人」とも言われるアナンさんはおしゃべり上手。

アナンさんのご自宅にニホンミツバチの巣箱があると聞いて、見せてもらいに行きました。

てっきり、既に巣が作られているハチの巣箱を買ってきて庭にセットしたのかと思い込んでいたら、ニホンミツバチ用のお手製の空っぽの箱をお庭に置いておくとミツバチの方から来て巣を作ってくれたらしい!!(感動)

ニホンミツバチが好きな蘭とその香りがするシートを巣箱の近くに置いて誘い込むそうです。

アリやハチは「巣」という単位で「一つの生き物」と見ることができると聞いたことがあります。

若いハチ、年老いハチにそれぞれに役割があり、各自が役割を果たすことで巣全体の秩序が守られているのでしょう。そうやって1億5千年前から生息しているそうです。ちなみに人間は20万年だから、大先輩!

巣箱には小さなニホンミツバチだけが通れる隙間が空いており、スズメバチなどは通れないようになっています。

スズメバチがニホンミツバチを食べてしまうらいいのだけど、ミツバチが円陣を組んで敵を取り囲んで羽音をさせると、囲まれた敵は羽音で温度が1度上がり、パタッと落ちて死んでしまうらしい。

私が「スズメバチが来たらどうやって駆除するの?スズメバチ用スプレー?」なんて聞いちゃったものだから、「そういうことする人がいるから、ニホンミツバチがいなくなっちゃうんだよ!」とアナンさんに大変に怒られてしまいました。。。

「ではスズメバチはどうやって駆除するの?」と聞くと「祈るんだよ」とアナンさん。

そんなお話をしていると、フェヌグリークとカルダモンのお茶ときゅうりのぬか漬けが出てきました。

アナンさん「ぬか漬けをやりなさい。子供と一緒にやりなさい。子供の胃腸が元気になるから、そうすると頭も良い子になる。友達の家に行くときにはぬか漬けを手土産で持って行きなさい。菌というのは生きていて、農薬使った野菜を入れると菌たちが迷惑するからね…」と話が続き、最後に「なんでインド人の私が日本人にぬか漬けの説明してるんだよ!」と言ってました。(笑

アナンさんの話は止まらず、インド綿で作ったという越中褌(えっちゅうふんどし)が出てきて、「あなた褌やってる?」と、このままいくと明日から褌しないといけなくなると思い、お礼を言って今日のところは退散。(以前、褌をやっていたことありますので、良いことは知ってますけどね)

というわけで、インドのスパイスショップへ行ってぬか床を買って帰ってきました。(笑

「帰ったらすぐにやれ」という指令だったので、仰せの通りキュウリを漬けましたよ。無農薬じゃないけど…

とても簡単でした!

ぬか漬け・うま〜♪