アーユルヴェーダ(インド地方の伝統医学)では、うがいのことをガンドゥーシャと呼びます。

直訳すると「full of mouth」で、薬剤を口に含む事を意味します。

口に含むものは水やお湯だけではなく、太白ゴマ油、温かいミルク、ハチミツ、甘草(リコリス)などハーブの煎じ液、薬用酒です。

<効果>

歯を丈夫にする、老化の影響で歯が早く抜け落ちないようにする、声が良くなる、味覚を良くする、歯茎がしみないようにする、皮膚のひび割れを治す、顔のシワを取り除く、口内炎を治す、歯周病、知覚過敏、口内細菌を排出、風邪予防、口臭予防、顎関節症

<やり方>

・口内炎

温めた牛乳を人肌に冷まし、口いっぱいに含み保持します(約5分)。涙、唾液などの分泌物が出てきたら終了のサインです。飲み込まずに、紙コップやビニール袋に吐き出し、ぬるま湯でうがいをします。

・歯茎を強くする、しみないようにする、声を良くする、顔のシワをなくす、口内細菌を排出

常温か人肌に温めた太白ゴマ油(できればキュアリングしたもの)を口いっぱいに含み時々動かす。吐き出すタイミングは牛乳と同じ。

・咳、喉の痛み、ガラガラ声

甘草(リコリス)の煎じ液(全体の水量が1/4になるまで煮出したもの)、またはリコリスパウダーをお湯に溶かしたものを口いっぱいに含むか、普通のうがいをして吐き出す、リコリス入りのお茶を飲む。

<注意事項>

・うがいは口の中をきれいに洗浄してから行いましょう。

・血膜炎、発熱、飲酒、5歳以下、油が嫌い、緑内症の場合はできません。