新たな生命を生み出した今、最初の数週間での行いが、今後数カ月の赤ちゃんや自分に対するケア能力に大きな影響を与えます。

分娩後は、手術後と同じく体力が極度に消耗しており、回復のための時間が必要です。

体を休めるべき時期に急いで動き出すことで、更年期になって子宮脱などのトラブルが起きると警鐘を鳴らしている人もいます。

出産予定日まで赤ちゃんを身ごもるということは、身体的・精神的に大きなエネルギーを要しますが、

本当にエネルギーが必要となるのは、助産師が家に帰り、自分で赤ちゃんに栄養を与え、あやし、背負い、愛を与え、さらに自分にも栄養を与え、あやし、背負い、愛を与え、その間には数分間の睡眠しか取れなくなった時のことです。

この新しい責任と歓びを分かち合えるパートナーがいたとしても、身体的にも感情的にも赤ちゃんが本当に必要としているのはあなたなのです。

赤ちゃんに必要なのは、休息をきちんと取り、穏やかで健康な母親なのですが、実際のあなたは疲れ果て、ストレスを抱え、栄養不良になり、感情も複雑な状態かもしれません。

女性の身体と心には、回復し体力をつけるための時間が必要なのです。

子育てなんて簡単だと言う人はいません。

また、全てを自分でやるべきだという人もいません。

助けを求めることを恐れないでください。

私が二人目の赤ちゃんを産んだ時は、すぐに仕事復帰した自分を誇らしく思っていましたが、半年後には燃えつきてしまい、乳腺炎やぎっくり腰を繰り返すことになりました。

女性は皆、産後鬱には気をつけるべきだとも言われています。

少しでも自分のための時間を取るようにしましょう。