頭痛の原因は多くありますが、頭痛を治すには、その原因を知り、身体の中で何が起こっているのかを知ることが大切です。頭痛には大きく分けて3種類あります。

① 緊張性頭痛(頭、首、肩の緊張から起こる)

全体の8〜9割がこれに分類されます。痛みは継続的で、こめかみ、後頭部、前頭部、首に生じ2〜3時間から数日にわたって続きます。月15回以上痛むなら慢性的な頭痛と言えるでしょう。

パソコン作業などで、首の後ろと肩がこわばり始めたら、すぐに休んで、ヨガか軽いストレッチをしましょう。

この頭痛は首の後ろの筋肉疲労からくるもので、首と頭の筋肉を過度に収縮させ続けていると、頭部への血流量が減り、交感神経が反応して筋肉に血流を送ります。

すると、それを手助けするように、近くの組織にある血管が縮んで、血流を少なくします。収縮した筋肉が反応しなければ、更に化学物質を出して強制的に血管を広げます。この急激な血管の拡張と血流のおかげで頭痛の痛みは鋭く刺すようなものになります。この時点で、緊張性頭痛は偏頭痛になります。