ホルモンの変動によって腰痛は生じ、PMSの一部として腰痛を患っている女性もいます。排卵の直後に分泌される生理活性物質と関係があるようです。

 また、月経の初日や2日目に、鈍い腰痛を感じる女性もいます。それは出血に伴うホルモンの変化が原因として考えられます。

 月経中は、仙骨と骨盤の腸骨をつなぎ合わせる靭帯が過度にストレッチされて不安定になるため、痛みが生じ、怪我にもなりやすいそうです。

 子宮内膜症でも腰痛が生じます。

 妊娠中の女性や子育て中の母親もまた、慢性的な痛みを訴えています。

 関節や靭帯を不安定にさせるホルモンがその要因の一つですが、妊婦さんの場合、子宮内の赤ちゃんの重さによって座骨神経や骨盤底が押されることにも起因します。

 腰痛の原因は他にも色々(ストレス、暴飲暴食、冷え、等)ありますが、自分のコンディションを知る上ではバロメーターのようなものでもあります。

 正確な原因を突き止めなくとも、体からのシグナルを無視しないで気がついていきましょう。

 

 痛み(心と体の両方)を無視する癖がつくと、体からのアラームはどんどんと大きくなり無視できなくなります。

 いつだって良い状態であれるわけがないのですが、その都度、今の自分に気がついていきましょう。

 何であれ「知らない」と不安がつきまといます。「知っている」だけで多少は落ち着いて対処ができますね。

 状況は変わらなくとも気持ちに余裕があります。

 ちなみに、月経中に無理をせず穏やかに過ごすことで、次回の月経に伴う症状が重いか軽いかが決まるそうですよ。

 分かってはいるものの、そんな時に限って、移動の多い用事が入ってしまったり、屋外で体を動かすような用事が入ってしまうものですよね。

 年末のせわしない時期ではありますが、自分をいたわる時間を持てる時に持って、微調整していきましょう!