関節に頼りすぎている(寄りかかっている)と、腰痛の原因になります。

左右の脚どちらかに体重を乗せて休んでいることに気がついたら、骨の上にまっすぐ乗るように心がけてみましょう。

 

 

また、腰痛はストレスが起因の場合が多くあります。

もしもあなたが、高いストレスのかかる仕事に従事しているのであれば、ほぼ男性社会のこの環境において、うまくこなさなければいけないというプレッシャーの元、自分の感情や身体から自分を切り離してしまうかもしれません。

この「世界と戦う」という姿勢は、外から見れば、強く、自立的で、信念を曲げない人のようにも見えますが、内側は呼吸が浅く、筋肉が緊張し(特に背中上部の)、唇はきっと結ばれているのが特徴です。

この姿勢が作り出す循環の悪さは、免疫力を下げ、筋肉や関節への強い痛みとなっていくのです。

40代、50代になるころには、人生を通して積み重ねてきた硬さや痛みが、変動するホルモンの働きと相まって、さらに大きな問題を引き起こすことがあります。

姿勢を改善し、関節にかかる異常な負担を軽減し、適切な休みを取り、ストレスをうまく切り抜けることで変化が生じるでしょう。

参考図書 ウーマンズヨガブック


 

ストレスをうまく切り抜ける方法は、客観的な視点から自分や世界を見る練習をすること。

客観的で広い視野が、事実を明らかにして、あなたに緊張や不安を与えていた考えの思い込みを和らげます。

日記をつけたり、カウンセラーに相談するという行為が、ストレスマネージメントになるのは、自分の考えを物理的に外に出し、客観的に見て気がつけるようになるからなのです。

自分の考えのパターンが見え始めたらしめたもの。

じゃじゃ馬を飼いならす方法を見つけたようなもの。

例えば、ゴリラの特徴を知り尽くしている飼育員は、ゴリラを調教してゴリラ本来の性質を変えようなどと無駄なことはしません。ゴリラの性質に合った環境を用意して、できるだけストレスがかからないように工夫します。

同じように、私たちの持って生まれた性質や過去の経験からくる考えのパターンは、変えようとしても変えられるものではありません。

変えられないこと(個性、生い立ち、過去の経験…等)を変えようとして時間を無駄にすることなく、変えられること(習慣、付き合い、学び…等)を変える勇気と識別がありますように。。。