先日お会いした方から貴重なうつ病の体験談をお聞きすることができて

いつか自分の家族や友人が鬱病になったら、

覚えておいた方が良いと思って書かせて頂きます。

 

その方は、旦那さんのご両親と同居、20代で2人のお子さんに恵まれたのですが

それと同時期に親御さんの介護のため、病院から電話くれば飛んでいかなければならないような日々が続いたそうです。

親御さんが他界されたのをきっかけにうつ病を発症され、長い間、孤独と戦ったそうです。

病院で処方された薬似た夜日々が続きましたが、治る気配がなく、

ある時、独断で薬を断ったそうです。

うつ病の薬にも色々あるのでしょうけど、その方のお話では、うつ病の薬は覚せい剤より強い依存性のあるものだとおっしゃってました。外国ではすでに使用が禁止されている成分で、日本は遅れているのだとか…

現在、世界では医療大麻が広がっていますが、医療大麻でてんかんやPTSD、うつ病などの症状が緩和されるという事実があります。日本で医療大麻が使用可能になる日が来るなんていつになるのやら

その方の断薬症状は壮絶で、かなり苦しかったそうです。

5分おきの頻尿、味や触感などの感覚器官の麻痺など…

火傷したって気がつかないし、何を食べても味がしない…生きた心地がしないとはこのことですね。

身体は自らバランスを取ろうとする自己調整能力がありますから、偏りが激しかった分の反動が大きかったのでしょう。

振り返ってみれば、かなり強引なやり方だったけど、断薬をきっかけに快方へ向かわれたそうです。

それから、白砂糖とカフェインの摂り過ぎだったとおっしゃっていました。

摂りすぎると、怒りっぽくなるみたいですね。(ドキッ!)

身体と心のつながり、心身相関を身を以て体験されたそうです。

過労、偏った食事、薬…気にしすぎることはないけれど、ストレス過多による反動(症状)に気がついたら、少しずつガス抜きして、軌道修正、微調整、一回立ち止まって振り返ってみる、そんな日々の時間が大切なのだと思いました。

目に見える結果や成果ばかりを求めてしまいがちだけど、小さな心の引っ掛かりが、大きな影響を及ぼしていくこともあるので、いつも考えを整理する時間を持って、自分の不安や苛立ちはどこから来ているのかを自覚することができると良いですね。

人間の根底にある不安や恐れ、そのことに気がつくことが、大きな第一歩になるとヨーガでは教えられています。