花粉症



花粉症は、許容量を超える花粉に体がさらされると、免疫機能が花粉を有害なものと認識して、くしゃみや鼻水などで花粉を体外に出そうとするアレルギー反応の一つです。


症状の緩和には免疫機能を安定させることも大切。免疫機能は自律神経やホルモンの働きとも影響し合っているので、免疫機能を促進させたり自律神経を整えることが花粉症対策の近道です。


今は症状がない人も、免疫機能や自律神経を整えて花粉症を予防しましょう。


とのことです。


自律神経が乱れるのは、主に、悩み、心配などのストレスのためです。


心配事があれば、食欲も落ち、夜よく眠れなくなります。これは心の状態が自律神経を左右し、体に大きなに影響を与えるからです。


逆に、怪我をしたり病気になれば気分も落ち込みます。体の状態も心に大きな影響を与えます。


このように、からだと心の状態をつなげているのが、自律神経なのです。


血液やからだのいろいろな細胞、ホルモンが自律神経の支配を受けています。


活動的な交感神経が優位になると、脈拍や呼吸数も増え血圧や血糖値が上がります。つまり、心臓や肺は交感神経の支配下にあるということです。


お天気が良く、気圧が高い日は交感神経が優位になるそうです。
お天気が良いと、よし!どこかへ出かけよう。なんて、活動的な気分になりますよね。


逆にリラックスしている時、副交感神経が優位になると血圧が下がり、消化が促進されますので、消化器官は副交感神経の支配下にあるということがわかります。


雨や曇りの日は、心が落ち着く…とよく言う人がいますが、低気圧の日は副交感神経が優位になるからなんですね。「晴耕雨読」ということですね!


ヨガの時、外から慌ただしく部屋に入ってきて、クラスの始めにシャヴァーサナをすると、胃腸がギュルギュルと鳴り、動いているのがよくわかります。リラックスモードに入った証拠ですね。


交感神経と副交感神経のどちらかだけが優位な状態が長く続くと、バランスが崩れて、何かしらの症状として現れます。



緊張状態(交感神経優位)が過度に続くと、ガンや高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まるそうです。


交感神経の働きによって出されるホルモンが、適度な状態では免疫力が高い状態にとどまりますが、多く出すぎると免疫力は弱まります。


当たり前のことですが、忙しい人や心配ごとがある人は、できるだけリラックスする時間を確保する必要があります。


逆に、過保護が続くと免疫力は落ちますので、マイペースな暮らしに慣れている方や、もともと色白でぽっちゃり系のカパ体質の人は、定期的な運動や新鮮な刺激が勧められます。



拮抗した自律神経のバランスを自然にとることが出来れば良いのですが、体からサインが出ていても、間違った価値観により、無視してしまったり、薬で押さえ込むことも簡単なので、気がついた時には取り返しのつかないことになりかねません。


でも、取り返しがついちゃうのがヨガの教えなんですよね。


幸せのために働いていたはずが、働きすぎてしまって病気になったら、その時がチャンス!


何が本当に大切なことで、価値があることなのかを見直すきっかけを得たわけですから、


それはヨーガでは歓迎される、ヴィヴェーカ、ヴァイラーギャと言われるものです。


というわけで、結局のところ根本的な不安や緊張の解決には、ヴェーダやヴェーダーンタの勉強が一番おすすめなのですが、


仕事や子育て、趣味に忙しい毎日を送っている方には、ヨガやウォーキング、温泉や旅行、自分に合った方法で、目の前の心配事からいっとき解放されるような時間を持つことが健康寿命を延ばすカギとなります。


その日の疲れはその日のうちに取って、ちょこちょこガス抜きして、溜め込まない。深刻になりすぎない。


私の場合は、ヨガで体を軽く動かして、呼吸法をして瞑想すると、すっと解放されます。


最近は全く行けてないけど、山歩きをすると、「なんとまぁ、ちっぽけな悩み事を抱えていたのやら…」と、元気がみなぎってきます。


うまくいかなくても、そんな自分を面白がれるユーモアを身に付けたいものですね!


人生、自分の思い通りにいくことの方が圧倒的に少ないですものね。


サマットヴァン・ヨーガ・ウッチャテー


失敗した自分も成功した自分も同じに見ることができる、そんな平静さや平等さを教えるのがヨーガです。


気休めなんかではありませんよ。


ヨーガのゴールはモークシャと呼ばれる「自由」


リラックスできるのがあなたなのではなく、リラックスそのものがあなたの意味…


そのことを丁寧に教えてくれた先生に感謝が溢れます。


ありがとうございます。