冷え性とは、血行障害のことで特に抹消血管などが障害されて起こります。

原因は、ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ、きつい下着などの締め付けによる皮膚感覚の乱れ、貧血や低血圧などによる血液循環の悪化、筋肉量が少ないこと、等が考えられます。

冷え性の症状は、肩・首のコリ、不眠、腹痛や下痢、免疫力低下、むくみ、生理不順や生理痛があります。

アーユルヴェーダの観点から冷え性を見ると、カパが増加してピッタが減少する症状です。

【カパを減らしピッタを上げる】

運動、ゴマ油(温性)による全身マッサージ、黒胡椒、しょうが、ネギ類など辛味を取り入れる

運動、辛味、温性はピッタを上げます。

また、冷性はヴァータの属性でもある為、ヴァータを整えることが冷え性には有効です。

【ヴァータを整える】

規則正しい生活、ゴマ油の全身マッサージ、ゆっくり入浴、リラックスする

ヴァータを整える食材である、ニンニク、ナッツ、シナモン、クミン、岩塩、温かく適度に油分を含む食事が勧められます。

氷入りの飲料、生野菜、スナック菓子、ジャガイモ、キャベツ、かぼちゃなどはヴァータを上げる食材なので控えましょう。