スパイスを活用する

冬は消化力があるので、重たい食事でも消化することができます。

血液、骨、生殖組織など私たちの体を構成している要素に十分な栄養を行き渡らせる為に、この時期に滋養のある食べ物をしっかり食べることをアーユルヴェーダは勧めています。

もち米、豆類、ナッツ類、小麦、チーズなど重性の食事は体に重み、満足感、栄養を与えますが、食べ過ぎたり運動不足が続くと、春に鼻水や痰が出たり、花粉症などのアレルギー症状が現れやすくなります。

そこで、消化に時間のかかる食事も綺麗に消化されるよう、消化を促進させ、老廃物を減少させる働きのあるスパイスを食事に積極的に取り入れましょう。

・黒コショウ…肉食の人は未消化物ができやすいので、挽きたての黒胡椒ティースプーン1/2を蜂蜜と共に食べると消化に良い◎一粒かじると咳止めにもなる

・シナモン…パウダーをリンゴやバナナにかけて食べると消化を助ける◎チャイに加えて冷え性改善

・クミン…料理に加えて消化促進剤、フライパンで焙じてクミンティー◎子宮を浄化、催乳作用

・ターメリック…就寝前にホットミルクに入れて飲む、ターメリックライス◎健胃剤、皮膚に良い

・カルダモン…チャイ、コーヒー、ミルクに入れて◎心臓に良い、咳、肺結核に効果

・クローブ…ホットワイン、パウダー＋蜂蜜＝舐め剤、うがい薬に◎咳、口臭予防、歯痛、肥満

他にも、長コショウ、ショウガ、コリアンダーシードは消化を促進させる働きがあります。