毎日、当たり前に入浴をしていますが、その効果を感じたり考えたりしたことはありますか?

今日は、アーユルヴェーダが説く入浴(沐浴)の効果をご紹介します。

是非 今日から、入浴が私たちの体や心にもたらす効果を感じながら入浴してみて下さい。

アーユルヴェーダでは、沐浴は心臓に良く、精力が増し、消化力が良くなり、食欲が増進する、血液組織が良くなると言われています。

食後の入浴は、消化を妨げ病気や不調の元である未消化物を作る原因になりますが、

食前の入浴は、食欲&消化力アップにより食べ物を綺麗に消化し、丈夫な体や精神を育むことを助けます。

気持ちがリセットされることにより、夕食や睡眠の質が驚くほど上がるのを感じるでしょう。

また、沐浴は疲れ、汚れ、汗、痒み、眠気が取り除かれ、体だけではなく心も軽やかになります。

入浴をすることで気持ちの切り替えが出来ますので、日中のストレスを強く感じている人は帰宅直後の入浴を習慣にしてみて下さい。日中に受けた情報の処理(消化)にも役立つはずです。

心臓に良いということは、やる気や情熱が湧き、ワクワクする事、やりたい事が見つかり、勇気のある前向きな行動力にも繋がるかも知れません。

自信が持てない時、やりたいことが分からない時、自分を責めて批判していしまう時、動き出せない時には、朝の沐浴を習慣にしてみましょう。きっと、自分を受け入れる事ができるようになります。

ヴェーダの文化では、水の中に浄化の原理を見ます。その恩恵に対する敬意を持っているので、入浴は体だけではなく心を清める儀式とみなされています。

大気の汚染は植物が、土壌の汚染は土や微生物が浄化するように、自然界にはそれぞれ固有の浄化能力があります。

日本でも昔から「三尺流れれば水清し」と言われるように、水は自然界に備わる浄化能力の現れとして象徴的なものなのでしょう。