アーユルヴェーダ(=生命科学)は、古代のインドで発祥し伝承されてきた総合的な医学体系です。
<特徴>
・予防医学
アーユルヴェーダでは病気になってからの治療だけではなく、健康な人の健康増進と老化防止を教えています。病気が発症する前段階(未病)の診断とその対処法によって、いち早く不調を発見し健康に戻そうとします。「健康な人ほど病院へ行きなさい」と言われるほど、病気になってから治療に時間とお金をかけるのではなく、健康であることを維持・増進することに努める方が人生を充実させることができるという考え方です。
・アンチエイジング
アーユルヴェーダには内科学、外科学、小児科・婦人科など8部門あり、その中のひとつに強壮学というものがあります。強壮学は「肉体の構成要素を丈夫にして若返らせる為の専門科」、言わばアンチエイジング科です。3000年も前からアンチエイジングという概念があったのです。ここでの治療の中心は薬草の舐め剤の処方が中心ですが、アビヤンガ(オイルマッサージ)もここに含まれます。オイルマッサージと運動はアンチエイジングに欠かせないものなのです。
・トリ・ドーシャ理論
アーユルヴェーダは、人間も含めて存在するもの全てが5大元素(空間・風・火・水・土)で構成されているという概念があり、この5大元素から成る3種類の生理機能、ヴァータ(移動性)・ピッタ(燃焼/変換性)・カパ(停滞性)をトリ・ドーシャと呼び、人間の体の軸として捉えています。トリ・ドーシャが正常な状態を健康といい、異常な状態を病気と呼びます。ですからアーユルヴェーダの治療法はトリ・ドーシャを中心に考えられています。
カウンセリングでは、このトリドーシャ理論をもとにして一人ひとりの体質を診断し、皆様の健康維持・増進のお手伝いのため、体質に合うトリートメントをご提供します。
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