女性の99%が歪んだ女性像に悩まされている、とまで批評する専門家もいます。
世の中の無数にある体重減少プログラムが人気を博している現実から判断すれば、この専門家のコメントも的外れとは言えません。
多くの女性が、人生において一度は、身体のどこかの部位(胸、二重顎、ウエストライン、歯並び)が頭から離れないという経験をしているはずです。
アメリカでは75%の女性が自分の外見に満足しておらず、50%はダイエット中であり、その内訳によると9歳の50%、10歳の80%がダイエット中だという残念な統計が出ています。
高校生においては、全体の10〜15%のみが肥満と診断されているにもかかわらず、ダイエット中の割合は90%にもまで及んでいます。
この数字からすると、アメリカ女性は以前よりも細くなっていると推測できそうですが、残念ながら委員会によると、ダイエットの90〜99%は失敗に終わっており、ダイエットに挑戦した人の3分の2以上が減らした分の体重を1年以内に取り戻している、ということです。
それにも関わらず、ダイエット業界は年に数十億ドルを生み出す複合産業であり、痩せた身体への不健全なまでの拘りが社会に巣食っている状況を助長しているのです。
若い女性たちは、メディアから、痩せた美しい女性が健康とフィットネスの模範である、というイメージを浴びせられるだけではなく、肥満は主要な健康問題(高血圧や心臓病、癌などを招く恐れ)があると教わってきます。
しかし、肥満を維持している女性よりも、次から次へとダイエットを繰り返している女性の方が、極端な体重の増減により誘発される、更に多くの健康問題を抱えるリスクがあるのです!!
間違ったイメージと自己像の不一致や、ダイエットの失敗からくるストレスによって生れる自己拒絶感が、肥満による健康被害の一番のリスクなのです。
もしも、今の自分をありのままに受け入れることができたら、もしもこのままの体型でいることを楽しむ方法が見つかったら、痩せるよりもずっと健康になるはずですね。
与えられたものを無駄にしないように、価値観を整えたいものですね。
それには、メディアに踊らされることなく、自分とは何か?世界とは何か?偏りのない広い見方を知る必要がありそうです。
事実を知ることはあなたを少し自由にします。
参考図書 ウーマンズヨガブック
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