アーユルヴェーダでは、PMS(月経前症候群)は、月経周期の前半期に自ら作り出したバランスの崩れにより生じると考えられています。

すなわち、ジャンクフードを食べ、カフェインを含む飲み物をたくさん摂取し、ひどい睡眠不足を続けながら働き、運動のルーティーンを一時休止し、常に自分の感情とうまく向き合えないでいると(特に怒りや痛みなどのネガティブな感情)、その月の後半にはPMSという問題がやってくると容易に推測がつきます。

アーユルヴェーダでは、女性の生物学的リズムは、自然の生物学的リズムに調和していると想定しています。

私たちの生物学的リズムを狂わせることは全て、月経の問題を招くのです。

それぞれの周期が他の全ての周期と関連しているため、睡眠周期が乱れれば、容易に月経周期が乱されます。

そのため、アーユルヴェーダでは、日々のルーティーンを調整すれば、毎月のバランスの乱れを正すことができ、希望的観測としてPMSの症状を緩和することができると考えられているのです。

 

PMSの症状は150以上あります。

イライラや気分の乱れに始まり、落ち着かない、忘れっぽい、軽はずみ、むくみ、憂鬱、悲観的、ニキビ、心細動、不眠、ヘルペス、蕁麻疹、偏頭痛、喘息、塩や砂糖を物凄く欲する

ホルモンの不均衡と肝機能の低下でPMSが生じるというのが医学界の通説です。

 

まずは、毎月どんなパターンが生じるかを見ていきましょう。

気がつければ8割は解決したも同然

陥りやすいパターンを自覚し、もっとも身近な道具である身体や考えに使われるのではなく、上手な使い手になりましょう。