アロマテラピー(芳香療法)の方法としてアロマバスやエアーフレッシュナー、湿布などがありますが、中でも最も効果を上げるのがマッサージです。

 

精油は油のため、アルコールか油にしか溶けません。精油を原液で使用することは皮膚刺激を引き起こし皮膚トラブルや様々な問題を抱えるため、避けるように指示されています。

 

また、精油の香りを楽しむためには、日本人には2〜3%の濃度に希釈して使用するのが適当とされています。

 

精油を希釈する目的のキャリアオイルと呼ばれるベースオイルは、それぞれ有効成分を含み単独でも十分な効果を果たしますが、感触や効能に違いがあり、使用目的によりキャリアオイルを選ぶことでアロマテラピーの効果をさらに高めることができます。

 

カウンセリング時に体質診断をして、一人一人の体質や季節に合ったキャリアオイルと精油をブレンドいたします。

 

 

 

主なキャリアオイル

 

・白ごま油…抗酸化作用、老廃物排出、加温効果、精神安定、肌理を整える、アトピー体質、敏感肌には向かない

 

・ココナッツ油…夏に使用、余分な熱を取り除く、毛を丈夫にする、アトピー体質に向く

 

・グレープシード油…エモリエント効果、全ての肌質に対応、老化防止

 

・スウィートアーモンド油…涼しい時期に使用、保湿、美白、炎症や痒みの鎮静、敏感肌にも対応、皮膚の深いところにゆっくり到達

 

・ホホバ油…酸化安定性の良いオイル、肌の弾力、保湿、皮脂バランス調整、殺菌、抗炎症作用、関節炎やリウマチ緩和、湿疹緩和

 

 

 

白ごま油はかなり早く皮下に浸透し血中へ到達します。キャリアオイルよりさらに精密な分子構造を持つ精油が効果的に血中に届くためには、これらのベースオイルが不可欠です。キャリア=運搬の意味を持つオイルという意味がこれでお分かりかと思います。

 

白ごま油は、抗酸化力を上げるためにキュアリング(熱処理)をしたものを使用します。

 

その他の植物油に関しても、安全性と安定性の確認されている最高品質のものを使用します。